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「介護職で高収入ってあり得る?」、「いまの職場で果たして収入は上がるのだろうか?」と不安を抱えていませんか?
介護職で働くのであれば当然気になる問題です。
結論からお話しすると、介護職で高収入は得られます。
ですが、ただ闇雲に頑張れば高収入を目指せるわけはありません。
私は20年以上、介護業界にたずさわっています。
介護業界に転職してきた方々と沢山関わった知見をもとに、高収入を得る方法について解説します。
なお、本記事では高収入を得るために必要となるポイントを具体的に解説していますので、最後までぜひ参考にしてください。
介護職で高収入を得るために知るべきこと
介護職で、最短に効率よく高収入を目指すためには転職エージェントの利用は必要不可欠です。理由は2つあります。
①収入を上げるためには自分の価値を再認識する機会が必要になります。②年収交渉が必要となります。
転職エージェントを利用することで自分の価値をはっきりさせることと、年収交渉を同時に行ってもらうことが、転職エージェント利用の最大の価値になるからです。
転職エージェントの利用に関してはこちらの記事を参考にしてください。👇
高収入を目指すために、まずは自分の収入を把握する必要があります。
介護職で高収入を得るために押さえておきたいポイントは次の2点です。
・事業形態別
・資格専門職
それぞれの収入状況を把握することはとても重要です。
また、同じ介護職でも取得している資格によって従事する仕事も違い、例で挙げると介護福祉士とケアマネージャーの業務では給与所得が異なります。
取得している資格や、どの事業形態に就職するかで、給与にどのような違いがあるのか知っておきましょう。
はじめに介護職の給与で確認してほしいことは下記の2つです。
- 介護職の給与の現状
- 介護職の事業形態によって給与が異なる
それぞれ解説します。
介護職の給与の現状
国税庁の「令和3年民間給与実態統計調査結果」によれば、全産業の平均年収は433万円(平均年齢46.8歳)であり、同じ年度の介護職員の平均年収は365万円と68万円低いという調査結果が出ています。
多業種から比べると年収は低い数値となっていますが、介護処遇改善加算の制度改定で介護職の年収は右肩上がりで上昇しているのも事実です。
介護職を取り囲む事情として、少子高齢化が益々加速し、今後も介護の需要は増す一方です。
そんな中、介護職の人材不足が懸念されており、アルバイトやパート勤務で従業員を補てんしているしている施設もあります。
国は介護人材の育成や、魅力ある職場の構築の施策として処遇改善を行っており、今後も処遇改善による収入アップの期待が高まっている事は事実です。
介護職の事業形態によって給与が異なる
介護職の施設形態は様々であり、各種施設形態によって平均給与に違いがあります。
下の表で、施設形態別の平均給与額を確認してみましょう。
令和3年度施設形態別平均給与(月給・常勤の者)
サービス種類 | 規模 | 平均給与額 (単位:円) |
---|---|---|
介護老人福祉施設 | 101人以上 | 363,680 |
介護老人保健施設 | 101人以上 | 348,750 |
介護療養型医療施設 | 81床以上 | 371,980 |
介護医療院 | 81人以上 | 315,100 |
訪問介護事業所 | 1,001回以上 | 319,970 |
通所介護事業所 | 601人以上 | 299,660 |
通所リハビリテーション事業所 | 651人以上 | 306,030 |
特定施設入居者生活介護事業所 | 51人以上 | 329,050 |
小規模多機能型居宅介護事業所 | 26人以上 | 296,470 |
認知症対応型共同生活介護事業所 | 19人以上 | 280,580 |
出典:(令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果)(特定処遇改善加算(Ⅰ)、(Ⅱ)を取得している事業所)
令和3年度の介護職員の平均年収は365万円となっていることから、月収制で常勤勤務の介護職員の平均給与を上回るのは介護療養型医療施設だけであることがわかります。
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)や介護老人保健施設などの24時間勤務の入所型施設は給与が高い傾向にあります。
夜勤勤務が必要となる施設は夜勤手当があることと、利用するご利用者の数が多い事から、まとまった収益になっていることが理由として挙げられるでしょう。
一方、通所介護事業所(デイサービス・デイケア)や訪問介護など日勤が主になる事業形態では平均給与が低いと言えます。
理由は、夜勤が基本的に無いことと、ご利用者の受け入れ人数が少ない小規模事業所では、収入が不安定となるため給与が低い傾向にあります。
お泊りデイサービスなどの夜勤を行っている事業所であれば、夜勤手当が得られる事業所があるので覚えておきましょう。
介護職の給与明細についてもっと知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
介護職で高収入求人を探す
介護職で高収入を得るためには、早く転職を果たすのがベストです。
ですが、転職しても長続きしなければ本末転倒となってしまいます。
こうした状況を回避するために、必要な情報を得て転職に挑む事が重要です。
条件の良い転職案件を見極めるために必要となるポイントを解説します。
- 給与以外の手当や賞与を確認する
- 働きやすい介護の職場かチェックする
- 資格取得支援などの条件も確認する
それぞれ解説します。
給与以外の手当や賞与を確認する
介護未経験者であれば基本給以外の手当についてよくわからないと悩んでいませんか?
確認するべきは次の5つです。
- 基本給と賞与(ボーナス)
- 夜勤手当(夜勤ありの場合)
- 資格手当
- 通勤手当
- 役職手当(役職を目指すのであれば)
それぞれ簡単に説明します。
基本給と賞与(ボーナス)
最初に確認したいのは「基本給」と「賞与の条件」です。賞与は基本給をベースに算出されるので、収入のベースとなる基本給と賞与の合計の額を確認しましょう。
遠慮して尋ねにくいと感じる方は、無料で利用できる転職エージェントに登録して尋ねてもらうことをおすすめします。
また、基本給の年間の昇給額も重要なので、忘れず確認するようにしましょう。
夜勤手当(夜勤ありの場合)
夜勤手当は「夜勤に入れる日数」と「夜勤手当額」を確認する必要があります。夜勤手当は3,000円から15,000円程度が相場です。夜勤手当額が高くても夜勤に入れる日数が少なければ収入に繋がらないので注意が必要です。
資格手当
資格手当は各資格ごとに手当の金額が設定されている事がほとんどなので、他の求人募集案件と比較する際に確認しましょう。
金額が低いと資格取得に意欲的になれないデメリットも考えられます。
また、資格を多数取得していても、配置される職種に必要となる資格のみ、支給対象となる事業所もあるので注意が必要です。
資格を多数取得している経験者の方であれば、自分が所持している資格に対して、どの程度手当がつくのか確認しましょう。
通勤手当
通勤手当は支給がないこともあります。通常であれば1キロあたり10~15円の支給が目安となります。
例えば、自宅から20キロエリアの職場であれば4000円~6000円の支給となるので参考にしてください。
また、通勤手当には非課税の金額が決まっています。マイカー通勤の場合は下記の表が参考になります。
片道の通勤距離 | 1ヶ月当たりの限度額 |
---|---|
2キロメートル未満 | 全額課税 |
2キロメートル以上15キロメートル未満 | 4,200円 |
10キロメートル以上15キロメートル未満 | 7,100円 |
15キロメートル以上25キロメートル未満 | 12,900円 |
25キロメートル以上35キロメートル未満 | 18,700円 |
35キロメートル以上45キロメートル未満 | 24,400円 |
45キロメートル以上55キロメートル未満 | 28,000円 |
55キロメートル以上 | 31,600円 |
注意:交通費支給額から1ヶ月当たりの非課税額枠から限度額を超えて支給をうけた場合は、給与として課税されます。
役職手当(役職を目指すのであれば)
介護現場では、マネジメントスキルを持つ人材が求められています。
役職手当ての額は、基本給の10%~20%が一般的です。
役職手当てや求人情報ついて、施設側に質問しにくいと感じる方は、転職エージェントを利用することでスタッフが代わりに尋ねてくれます。利用は完全無料なので機会損失しないために検討してもいいでしょう。
介護職員として働きやすいかチェックする
介護未経験でも働きやすい施設とはどのような施設なのでしょうか?
下記のポイントをおさえておきましょう。
- 研修や教育体制が整っている施設
- 勤務時間がしっかり定まっている施設
それぞれ解説します。
研修や教育体制が整っている施設
研修や教育体制が整っている施設は大規模施設に多い傾向があります。
特に未経験者であれば大規模施設に転職することで具体的介助方法など介護技術の基礎を学びやすいでしょう。
理由は、大規模施設では職員配置に多少のゆとりがある為、未経験者の教育に関わる時間を割くことが可能です。一方、小規模施設ではゆとりある職員配置が困難なため、教育まで手が回らないといったこともあるので注意が必要です。
大規模施設とは、特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)などが該当します。
勤務時間がしっかり定まっている施設
施設によっては「2交代制」「3交代制」のシフト制で勤務時間が違う施設があります。
日勤従事を考えるのであれば、デイサービスなどがおすすめです。
また、「週休2日であるか?」「土日勤務や残業せずに定時に退社できるか?」「福利厚生がどうなっているか?」を確認することをおすすめします。
入職してからでは尋ねにくいと感じる方もいるので、あらかじめ確認しておくと安心でしょう。
介護職で高収入を狙う方法とは?
介護職で高収入を得るために必要となる方法は下記です。
- 資格手当や他の手当を得る
- 夜勤手当を得る
- 管理者を目指す
- 転職を検討する
それぞれ解説します。
資格手当や他の手当を得る
資格を有効活用して高収入を得る方法は3つあります。
- 資格手当を得る
- 資格で高収入を介護職種に就く
- 資格で転職を有利にすすめる
資格手当を得る
個人でも給与アップに取り組むことはできます。一番手っ取り早く給与を上げる方法として資格取得がおすすめです。
理由として、資格は介護職で働く間は資格取得後から退職するまで資格手当の支給を受け続けることが出来ます。
各資格保有者の平均給与を確認してみましょう。
令和3年度のサービス種類全体保有資格別介護職員の月給平均給与額
保有資格 | 月給平均給与額 (単位:円) |
---|---|
介護福祉士 | 334,510 |
社会福祉士 | 368,520 |
介護支援専門員 実務者研修 | 373,610 |
介護職員初任者研修 | 314,170 |
保有資格なし | 308,960 |
保有資格あり | 325,910 |
介護職員の平均給与額等(月給・常勤の者),サービス種類別,保有資格別(特定処遇改善加算(Ⅰ)、(Ⅱ)を取得している事業所)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/21/dl/r03kekka.pdf
介護職員初任者研修以上の資格を保有することで、無資格でお仕事をすることと比べて高収入を得られます。
介護職員初任者研修や介護職員実務者研修は資格取得難易度も低いですし、転職を考える際に資格保有が強みとして活かせます。
実務者研修まで取得することで、今後の資格取得にもステップアップ出来ることから、更なるキャリアアップを目指せます。
資格で高収入の介護職種に就く
介護福祉士とケアマネージャーでは年収には差があります。
資格保持者であれば、転職の際に高収入の介護職種を選ぶことも事も可能でしょう。
施設側も人材確保を急いであることもあり、収入面でも良い条件で採用をしてくれることもあります。
ですが、転職に不慣れであれば自分で交渉するのは難しいかもしれません。転職エージェントの利用は完全無料なので交渉してもらう方が良いでしょう。
資格で転職を有利にすすめる
転職する際に、資格を持っていないのと、持っているのでは結果に差が出ます。
資格を取得することで転職の際に交渉材料として使えますし、選ばれる人材として重宝されます。
転職交渉が苦手な方は転職エージェントを利用することで、条件の良い転職を依頼することができます。利用は完全無料なので機会損失とならないように利用検討するのも良いでしょう。
転職エージェントを比較して検討したい方は下記の記事も参考にしてください。
夜勤手当を増やす
夜勤手当は3000円~15000円が支給されます。施設によって手当の額に違いがありますが、「夜勤専従」で働いている方は高収入を得ています。また、休みも多いのですが生活リズムと体調管理には気を配る必要があるでしょう。
管理者を目指す
良い施設運営を行うためには「働きやすい環境」「スタッフの教育」「リスク管理」「業務の効率化」などが、選ばれる施設作りには重要です。施設はこういった業務も充実させる必要があり、それを指揮統括するのが管理者です。
管理者を目指すためには役職を経験する事が通常です。役職につくと役職手当を受けられます。
また、管理職を目指すために有益な方法は、ケアマネージャー(介護支援専門員)の資格を取得することです。ケアマネージャーは介護サービスのマネジメントをする業務です。
ケアマネージャーを経験することで介護保険制度の全体像を知ることができ、マネジメント力も向上させることができるので、管理者に必要なスキルが身につきます。
転職を検討する
現職で高収入の見通しがたたない場合は、転職を検討しましょう。
現職を続けつつ、条件の良い転職を探すことがおすすめです。転職は交渉や転職先の条件によって収入が変わるので、短期間で収入アップが期待できます。
転職を考えているのであれば、転職エージェントや転職サイトがおすすめです。
転職未経験や転職に有利な交渉ができない方は交渉や面接サポートが受けられる転職エージェントの利用を検討しましょう。
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介護士転職エージェントの事をもっと知りたい方は次の記事も参考にしてください。
介護職で高収入を得るためにスキルや資格で交渉する
介護職の転職で高収入を目指すために踏み込んだ施策があります。
未経験の方も今後の参考になるかと思いますが、「資格スキル」と「管理者スキル」を掛け合わせて交渉することです。
施設側はスキルの高い人材を歓迎しています。資格スキルを活かしつつ、管理者としても期待できる人材は市場価値が高いと言えます。
転職する雇用形態を正社員と派遣に分けて、押さえておきたい考え方について解説します。
転職の正社員で高収入を目指す
資格と管理者スキルを活かした正社員への転職は、いまの自分に自信がなく、発展途上な方でも交渉は可能です。
高待遇を提示されるのは施設側の期待値です。施設側は最初から完璧な人材を求めるのは困難だとわかっています。
前向きな姿勢で取り組む人材を施設側は必要としています。
資格取得をしており、介護職の経験のある方は転職の際に自分を安く見積もられない事が重要です。
転職を有利に進めたいのであれば、独りで交渉するのはとても困難です。必ず転職エージェントを利用するようにしましょう。ポイントは現職よりも年収を引き上げてから転職をすることが重要です。
転職エージェントであれば転職のノウハウを活かした対応をしてくれるので安心ですし、転職に必要なサポートを依頼することが可能です。
自分の実績を高く見積もってもらうことで、正社員で雇用してもらい、自分の価値を高めましょう。
転職の派遣で高収入を目指す
派遣社員で高収入を狙う施策として、現状のスキルで施設側が手放したくない人材であれば、派遣を選択することは良い交渉材料となるでしょう。
また、派遣先は他の施設と掛け持ちで働くことで、派遣先は手放したくない心理が働き、高収入を目指すこともできます。
手放したくない人材に施設側は高収入を得られる条件を提示してくれるので、収入アップのために自分の価値が伝わるようにしましょう。
ですが、自分だけで転職に取り組むだけでは良い条件を引き出すことは困難です。時間やコストを考えても転職エージェントを利用するのがベストの選択です。機会損失とならないように好条件を引き出すサポートを受けるようにした方がいいでしょう。
\年収を上げるなら転職エージェントのケアジョブがおすすめ👇/
介護職で高収入を得る【まとめ】
介護職で高収入を得る方法について解説しました。
押さえておきたいポイントは以下です。
- 現在の収入の内訳を確認する
- 同じ介護職種でも収入に差がある
- 転職希望先の基本給と賞与を確認する
- 資格手当など手当の内容は確認する
- 働きやすい職場であるか確認する
- 高収入のため夜勤をするべきか検討する
- スキルアップにつながる転職となるか考慮する
以上のポイントすべてを満たす必要はありません。必要な事を抑えるだけでもOKです。
ポイントをおさえて転職に望むことで有益な転職につながるのは間違いないでしょう。
1人で転職交渉や転職活動をする自信がない方は、必ず転職エージェントを利用し、機会損失とならないようにしましょう。
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