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介護士の職場で、人間関係にストレスを感じた経験はありませんか?
職場で人間関係を保てるかは介護士人生に大きな影響を与えます。
人間関係への対処を正しく知ることで、今より快適に自分らしく仕事をすることはできます。
この記事では、介護職20年以上の経験を踏まえて介護士によくある問題と対処法について具体的に解説しています。
介護の仕事で悩んでいる方や、転職を考える方に役立つ内容になっているので参考にしてください。
介護士の職場でよくある悩みとは?
介護の職場と言っても様々な事業所があり、勤めている職場によっても人間関係の悩みは違ってきます。
「令和3年度 介護労働実態調査結果について」の労働条件・仕事の悩みによると「人手が足りない(52.3%)」「仕事のわりに賃金が低い(38.3%)」「体に負担が大きい(30.0%)」「健康面(新型コロナウイルス等の感染症、気が)の不安がある(28.1%)」「有給休暇が取り難い(25.6%)」となっています。
悩み、不安、不満等の内容 | 令和3年度 | 令和2年後 |
人手が足りない | 52.3(%) | 52.0(%) |
仕事の割に賃金が低い | 38.3 | 38.6 |
身体的負担が大きい(腰痛や体力に不安がある) | 30.0 | 30.6 |
健康面(新型コロナウイルス等の感染症、気が)の不安がある | 28.1 | 20.5 |
有給休暇が取り難い | 25.6 | 26.8 |
業務に対する社会的評価が低い | 25.4 | 26.0 |
精神的にきつい | 24.7 | 25.6 |
休暇が取り難い | 21.1 | 21.1 |
上記のように「令和3年度 介護労働実態調査結果について」には人間関係の悩みは入っていません。
ですが、職場での人間関係の悩みはどの職場でも生じる悩みではあります。
次に、令和3年度「介護労働実態調査結果」を確認してみましょう。
下記は介護士の離職理由です。
介護士の離職理由では、前職をやめた理由の一位が人間関係となっています。
介護の仕事はやりがいのある仕事ではあるものの、思いやりにかける職場であれば人間関係にストレスを抱えます。
人間関係への配慮はどの職場にも必要かと思いますし「自分なりに対処はしているはず」と誰しも考えるものです。
しかし、人間関係の現状を理解しないまま、ただ闇雲にその場しのぎをすることで、かえって雰囲気が悪くなる事はありませんか?
私も、介護士の仕事をする中で、実際に人間関係に悩んだ経験があります。
人間関係で問題が生じた場合、配慮せずに人間関係が改善することは期待できません。
この記事では、よくある職場での人間関係で生じる問題に対して解決策をご紹介していますので参考にしてもらえたらと思います。
介護士の職場で人間関係が悪化する原因とは?
介護士の職場での人間関係が悪化する原因はいくつかあります。
よくある原因は次の4つです。
- 介護士の仕事は業務過多になりやすい
- 介護士の仕事は関わる人が多い
- 人事異動が少ない職場である
- 研修などの教育体制が整っていない
それぞれ解説します。
介護士の仕事は業務過多になりやすい
介護業界では人材不足と言われていますが、要介護者の重度化も労力を要するため、業務過多になりがちです。
仕事に余裕を持てない場合、本来なら配慮ある対応を心がける人であっても、忙しさのあまり感情的になったり、冷たい態度をとる事もあるでしょう。
業務過多はお互いをフォローできない職場全体の問題であることから、不満が生じる事で人間関係にも悪影響をもたらします。
介護士の仕事は関わる人が多い
介護士として仕事をする中で、「現場職員」「ご利用者」「上司」「ご家族」「介護サービス事業者」とのコミュニケーションは大切な業務を行うためには欠かせません。
介護の仕事は人とのコミュニケーションをとる機会が多い仕事とも言えます。
そのため、同じ業務で関わる人間関係や利用者との人間関係、上司との業務に対する意見の違いなど、多くの場面でストレスを感じてしまいます。
人事異動が少ない職場である
介護の仕事は、安心を伴う介護提供を必要とします。ご利用者の目線では、普段から関わってくれる職員に安心感を持つものです。職場に慣れ親しんだ職員は、利用者にとって安心できる存在だと言えます。
介護現場で人事異動を頻繁に行っていると、介護技術が優れた人材であったとしても新しい介護現場では業務を覚えるのに研修が必要になりますし、利用者との信頼関係を築くことにも時間がかかります。
人事異動をすることで利用者に不安を与える可能性があるため、施設運営者側も滅多に職員を移動させようとはしません。
しかし、なじみの職員で構成された職場環境では固執した考えが形成される問題が生じてしまいます。
固執した価値観がある職場の場合では、新人職員はなじみにくいと感じる事があります。
研修などの教育体制が整っていない
介護士の仕事は、知識がなくてもある程度の業務がおこなえるのは事実です。
しかし、業務に対して職員の共通認識やプロ意識を持つための職場研修は必要です。
また、新人職員への教育体制が不十分であることが原因で、失敗や介護ミスなどを引き起こします。
職場内での研修や外部研修が不十分では、職員の意識も向上しないため職場環境に悪影響をもたらしている場合があります。
介護士の人間関係が最悪になったら転職も解決手段になる
人間関係の構築が難しい状況や、悩みが解決しない場合は転職を真剣に考えてみましょう。
しかし、現状にストレスを感じていても、転職に不安を感じる方もいるかもしれません。
もちろん、転職を始めるには多少の行動が必要です。悩んでいてもなかなか行動に移せない方もいるかと思います。
ですが、悩みが深刻化する前に転職への行動を起こすことが得策です。
何も行動しないままだと現状が変わることはありません。
転職は自分が希望する条件でじっくり活動するほうが収入アップなどのチャンスは高まります。
「転職をしたとしてどう変わるのかわからない」と思った方は、転職がどういったものかを知ることが重要です。
転職内容を詳しく知って損はありません。
転職初心者に特におすすめできる転職サイトを下の記事でも解説しているので参考にしてください。
介護士転職エージェントランキングおすすめ5選【選び方も解説】
介護士の職場で人間関係によくある悩み
介護士は、利用者に関わるサポートとして医師や看護師など多職種の人たちと連携しながら業務を行うため、摩擦が生じることもあるでしょう。
介護保険は、それぞれの立場からより良い方法を考えてサービスにつなげる側面もあります。
しかし、実際はお互いが提供できるサービスの限界もあり、お互いのサービスへの理解や連絡調整など、サービス以外の部分でも調整が必要となるため、ストレスを感じやすい職種です。
また、介護士の仕事は保有資格に沿って業務を振り分ける側面もあり、施設運営者側は保有資格や経験値を考え、ベテランスタッフを異動させるメリットが無いと判断する事もあります。
固定された職員関係が、職場での不自然な力関係を生み出していることがあり、職員同士で欠点を探して悪口を聞くようなこともあります。
介護の仕事は嫌いではないものの、職場での人間関係にストレスをかかえると快適な仕事ができません。
解決策①【資格を取得し職場での地位を上げる】
介護業界は資格取得がものを言う業種とも言えます。同じ同僚でも、資格を取得しているかどうかで立場が変わることもあるでしょう。
資格を取得することで、職場での地位を上げることはできます。資格取得は介護業界に対して自分の価値を証明できるものとも言えます。
しかし、資格取得にはげんでいるものの、他人の努力を尊重できない職場関係なら、転職も視野に入れていいかもしてません
資格取得をすることで、転職をする判断にいたったとしても、資格取得者は転職先でも重宝される事は間違いありません。
資格を取得することで、自分に合った働きやすい環境を求める手段にもなります。
解決策➁【信頼できる友人に相談する】
職場での悩みが出てきた状態は、事前に何度か同じ悩みの我慢を繰り返してストレスだと認識するものです。
こういった状態に陥った場合は、同じ業種で無くでもいいので、信頼できる仲間に相談して気持ちの整理をすることも大切です。
気が合わない人間関係がトラブルに発展しそうであれば、職場の上司や先輩に相談してみましょう。
職場の管理者であれば、業務を円滑に進めるうえで優先すべきだと考えます。シフト調整や業務配置などを考慮してもらうことで解決につながる事もあります。
介護士の職場でご利用者との人間関係でよくある悩みとは?
介護士の仕事はご利用者との関わりで成り立つお仕事です。
ご利用者との信頼関係が築けなければ「仕事がつらい」と感じてしまいます。
実際に「わがままな利用者の介助がうまくできない」や「他の職員はうまく関われる利用者の方と自分はうまく関われない」などのストレスを感じてしまうこともあります。
解決策①【すべてのご利用者の方とうまく関われなくてもいい】
ご利用者の方でも「好きな人、苦手な人」はいるものです。
介護業務は生活全般のお世話をおこないますが、上手く関われないご利用者の方がいた場合、無理に対応しようとしても大変です。上手にかかわれる職員に対応をお願いするのも一つの方法です。
すべてのご利用者の方に良好な援助をおこなえる方がいいですが、、無理が生じてトラブルに発展するのは得策ではありません。
対応をお願いする職員に気を使う方がストレスが緩和されるのであれば、仕事でのストレス緩和につながる手段となります。
解決策➁【訴えの動機を理解する】
対応が困難なご利用者の介護は精神的に疲れや、ストレスを感じるでしょう。
ですが、ご利用者の訴えや、一見わがままに見える言動を理解することもストレス緩和につながります。
ご利用者の訴えの動機を考えて行動を捉えることも介護技術のひとつです。
高齢者は歳を重ねることで、身体の不自由や不安を抱えています。この不安に寄り添い介護していくのが介護士の仕事です。
ご利用者の方が訴えている動機を理解し「ただのわがまま」と捉えず、許容する事でストレスの緩和にもつながります。
新人介護士が職場で悩む人間関係の悩みとは?
介護士の仕事内容は、人材不足の問題をもあり年々シビアな業務となっているのは事実です。高齢者の増加と要介護度の高いかたの対応が求められるようになっています。
新人介護士や介護未経験者には要介護度が高い方や、ご利用者への対応スキルが不十分なため、対応に迷う場面もあるでしょう。
ですが、介護現場では即戦力の職員が求められる傾向があります。
新人職員は、こういった現状の介護現場にプレッシャーを感じてしまいます。
解決策【わからないことは質問する】
介護士の仕事内容はマニュアルがある単純作業ではないため、即戦力で介護技術が身につくことはありません。
介護士として資格の取得や研修を受ける中で医療や介護技術の知識は身につけられます。
実践技術や知識はベテラン介護士の仕事動作を参考にしたり、病状のある方の対応方法を何度も経験してみについていきます。
やり方がわからないことは「わかりません」「できません」とはっきり伝えることも大切です。
その上で、わからないことは先輩や上司に質問をして問題解決をするようにしましょう。
上司も新人も互いに「何ができるのか?」を認識することでストレスの緩和につながります。
対応に困るご利用者の悩みや対応方法を尋ねる事で、先輩や上司のサポートが得られます。
指導を受けることでストレス緩和や介護技術の向上にも繋がります。
管理職の介護士が職場で抱える人間関係の悩みとは?
管理職の悩みは「上司と部下との板挟み」からくるものがあります。円滑に業務を行うためにはコミュニケーションが欠かせません。
スタッフと上司にはお互いの業務の問題にへだたりがある事が多く、管理職はお互いの事情をコミュニケーションをとることで把握しつつ、業務遂行のために気をつかう場面が多くあります。
解決策【普段からコミュニケーションをとる】
上司や部下との関係性を円滑にするために重要なのはコミュニケーションです。
上司が求める業務結果と部下が仕事で求める仕事へのやり甲斐や労働環境の要求を理解して調整をする必要があります。
そのため、双方とコミュニケーションを密にとることで、業務遂行に必要なお互いの要望の落としどころを見つける必要があります。
調整といっても、事情を知ってお互いの要望の調整ができれば、過度なストレスにはつながりません。
普段から上司と部下双方とコミュニケーションを取ることによって、状態悪化を見過ごさないようにすることが重要です。
また、管理職同士の横のつながりも、自身の立場を擁護してくれる存在になってくれることもあります。
管理職同士でもコミュニケーションは欠かさないようにしましょう。
運営方針が合わない職場での悩みとは?
施設運営者が現場の状況把握をおこたった職場だと、業務の効率化を重視するばかりになり、現場で働く職員は仕事へのやりがいを持てない状況になっている場合があります。
運営方針や理念が置き去りになり、現場職員は仕事への愛着が冷え込んでいきます。
介護士としてのやりがいを失えば、離職を考える職員もいるでしょう。
解決策【上司に相談する】
運営方針が共感できず、職員への配慮にかけていると職場に感じ出した場合、上司や施設長に相談してみるのも一つの手段です。
施設の運営側としては職員の離職は施設運営に悪影響を及ぼします。
ですから、職員の引き留めや改善策をとってもらえたり、配慮ある対処をしてもらえる可能性があります。
もちろん、施設運営や業務体系などの調整など、今後を踏まえての舵取りが必要になるのであれば、すぐに現状が変わらないかもしれません。
長いストレスを感じる前に相談することが得策です。
また、状況が変わらない事も想定して、資格取得や転職も視野に入れましょう。
介護士の職場環境への悩みとは?
介護士の仕事現場では、職員の不足が課題になっている施設は多くあります。
人員不足の職場では「人手不足で仕事量が多い」「人が少ないので有給申請に気をつかう」「残業が当たり前になっている」などの悩みを抱える介護士もいます。
人を相手にした仕事であるため、その日の仕事で改善する部分はその日のうちにやり遂げる必要も出てきます。
人手不足によって、「本来介護の仕事でやりたいことが全くできない」と仕事へのやりがいを喪失していく介護士もいます。
解決策①【上司に仕事の現状を理解してもらう】
現場職員は必要最低限の職員で構成されている職場もあります。
職員に欠員が出た場合、他の職員が休日を返上したり、残業を行いながら業務にあたっている問題を上司に訴えることは重要なことです。
労働基準に触れる労働環境を上司に知ってもらうことで、労働環境を整える義務がある運営者側に職場環境改善の必要性を知ってもらうことが出来ます。
解決策➁【仕事の効率化ができる仕事を話し合う】
介護士の職場環境では、介護士の思いが強いために業務が煩雑であったり、過去の業務体系をそのまま改善せずに非効率な仕事になったままの職場環境も多くあります。
「介護アイテムの見直し」や「業務に関わる時間の見直し」「必要のない業務の削減」などを職員間で話し合いを行うことは重要です。
生活の変化で起こる介護士のよくある悩み
令和3年度の介護職の前職をやめた理由では「結婚、妊娠、出産、育児のため」が16.9%と、女性職員が多い介護業界では「今までとおなじように働くことが困難」とプレッシャーやストレスをかかえて、離職を選択する方がいます。
解決策①【上司に働きたい意志を伝える】
離職する選択を自分だけで判断するのは軽率です。
施設側は、「ベテランスタッフを手放したくない」と考えます。土日勤務の免除や夜勤の免除、勤務日数の調整、所属の変更などを考えてくれる可能性もあります。
また、正社員からパートに変更する選択もあるでしょう。
いずれにしても、今まで勤務してくれた職員だからこそ、配慮を受けられる可能性があります。十分に考えて判断しましょう。
解決策②【家族と話し合う】
今まで働いていた職場では、介護士としての給与以外で「職場での地位や立場」「職場への理解や経験値」など、積み上げたものがあります。
今後の生活で再就職の可能性があるなら、再就職による環境はストレスになりかねません。将来のライフプランも考えながら判断すると良いでしょう。
今後も働いていくことが想定されるようであれば、働きなれた職場で仕事を続けるのも1つの手段です。
家族に、無理のない範囲で働いていきたい意志を相談しながら答えを出しましょう。
介護士の体調管理でよくある悩み
介護業務は身体的負担がある職種もあり、腰痛など体調不良を引き起こす方がいます。
正しい介護技術(移乗介助や排泄介助方法など)やコツを身に付けず、力まかせな介護方法を続ける事で、腰痛や関節痛を患う人がいます。
また、夜勤業務をしている方は、生活リズムが不規則になり体調を崩す方もいます。
解決策①【体力と筋力をつけるためにジムに通う】
介護の仕事は体力や筋力を必要とするため、介護士として故障なく仕事を続けるためには体調管理が必要です。
ですが、重労働の職場に勤務していても、身体へのケアを意識している人が少ないのが現状です。
ジムなどに通うことで体力や筋力を身につけ、体調を維持することは可能です。
解決策②【正しい介護技術を身につける】
介護現場には介護士経験の浅い方や介護福祉士などの無資格者も多くいます。
介護の仕事は資格を保有していなくても仕事はできますし、正しい介護技術を習得しないままでも仕事に従事することは可能です。
しかし、介護士として仕事を続けるためには不十分な状態と言えます。
自分の身体を守るためにも、正しい介護技術を習得することで身体の負担を減らす介護方法が身に付きます。
解決策③【ケアマネジャーや管理職などデスクワークメインの業務もできるようにする】
体調管理をしていても、年齢を重ねる事で身体への負担に耐え切れず体調不良を起こす可能性も考えられます。
介護士として長年勤務している方であれば、今までの経験を活かした仕事へシフトする方法もあります。
資格取得や管理職などを目指し、デスクワークのある業務に就くことで体調に無理をさせない働き方も可能です。
解決策④【夜勤業務、入浴介助やおむつ交換、移乗介助の身体的負担の少ない介護職に異動を希望するか転職する】
介護業務の中で特別養護老人ホームなどの入所系の仕事は、介護度の高い方が多く入所されているため、身体に負担のかかる業務とも言えます。
体力に自信のない方や、現在は正常に働けているものの、今後の体調に不安を感じる方は体調不良が顕在化する前に上司に体調の不安を相談し、異動や転職も視野に入れる事も1つの手段です。
精神的負担がある介護職場での悩み
介護士の仕事は、ご利用者の健康管理や認知症への配慮といった精神的な負担が生じます。
特に、経験の浅い介護士の場合、利用者の急変時の対応や認知症の方の対応に迷いが生じるため、介護職は精神的負担が大きいとも言えます。
解決策①【医療面の対応方法は看護師と確認する】
医療面の対応は、ベテラン介護士であっても緊張するものです。なかには過度に不安を感じる人もいるでしょう。
普段は看護師が対応する医療対応であっても、夜勤時やご利用者の急変時は介護士にも応急処置が求められます。普段から看護師と、ご利用者の体調や対応方法を確認することで、緊急時の対応のストレスを和らげることはできます。
解決策➁【知識を身につける】
介護士の仕事は認知症の方の対応やご利用者の急変時、介護事故などの場面が必ずあります。思いもしない場面で判断が求められることに不安がない人はいないものです。
対処方法や万が一に備えて「事故対応の方法」や「急変時の対応方法」などを理解していれば対処はできるもの。
職場内でも必ずと言っていいほど、対応マニュアルを設置しているはずなので、不安が解消できるまでマニュアルを読み込むか、上司や先輩に相談してみても良いでしょう。
介護士の収入や経済的な悩み
介護士の給与は他の業種に比べて安いと言われており、業務の割に給与に納得がいかないと感じている方も多いようです。
介護士への処遇改善手当が実施されているものの、「令和3年度 介護労働実態調査結果について」の労働条件・仕事の悩みによると「仕事のわりに賃金が低い(38.3%)」となっています。
解決策①【資格取得か転職で収入を増やす】
介護士の収入アップのために有効な手段は資格取得や夜勤業務をすることです。
例えば、介護支援専門員の資格者であれば厚生労働省の『令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果』によると、ケアマネージャーの平均給与は月に373,610円と同年の介護福祉士の平均給与が334,510円となっており、約40,000円程高い金額です。
また、夜勤手当は3000円~15000円程度の手当てがつきます。
手当てが見込めないのであれば、手当が職員に支給されている施設へ転職することで収入アップにつながる可能性が十分あります。
転職での収入アップ方法は、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてしてください。
介護士の職場でよくある質問
介護士として職場での人間関係の悩み以外にもよくある質問についてお答えします。
よくある質問は下記です。
介護士の職場はどこで務めても人間関係に問題がある?
結論から伝えると、介護の現場は人間関係に問題を抱えている施設ばかりではありません。
やりがいをもって働くことが出来る施設も多くあります。口コミなどの悪い情報をよく聞くかもしれませんが、働きやすい職場勤務の人は「この施設では働きやすいです。」などの情報をわざわざ発信しないため、不安になる情報だけを信じないように注意しましょう。
良い介護施設を見極める注意すべきポイントは、職場見学などで職員に笑顔がなく暗い顔をしていたり、挨拶が出来ない職員がいる施設は、離職率が高かったり職場全体にストレスや問題を抱えている可能性があります。
介護の仕事はやっぱりきつい?
施設勤務の介護業務であれば、重度の要介護者の入浴介助や排泄介助などもあるため、きつい業務と言えます。
一方、デイサービスなどの入所型のサービス以外の施設の場合だと腰痛を患うほどの負担はありません。
介護職共通のきつい面として、認知症の方の対応が挙げられます。
ですが、認知症は未来の自分も患う可能性があります。認知症の方を自分に置き換えると「優しく接してほしい」と考えるもの。
考え方次第で、「きつい」を乗り越えて認知症の方へ優しく対応できる介護職員がいるのも事実です。
介護士の転職に絶対おすすめできるエージェント3選
介護士として仕事は続けたいものの、人間関係のストレスに限界を感じてしまっているのであれば転職も有効な手段です。
しかし、転職をすることで「今の職場での報酬条件に比べて悪くなるのでないか?」と不安を感じていませんか?
基本的に転職では良い条件先が見つかれば転職を決めればいいので、条件の悪い転職をする必要はありません。
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転職先を比較することで、労働条件について学ぶことも多いでしょう。
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介護士の悩みは人間関係にある?職場でのストレス対処法【まとめ】
介護士の職場の人間関係やストレスの原因について解説をしてきました。
介護士の悩みは人間関係にある?職場でのストレス対処法のまとめは下記です。
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介護士の職場のストレスは人間関係に起因する問題に悩まされます。まずは上司や友人に相談することで悩みが解消できることもあるので、自分でできるところから取り組んでみましょう。
また、どうしても職場でのストレスに不安が残る場合は、転職を検討してみる事も一つの方法です。
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介護職を経験していると、簡単な失敗でも責任を重く受け止めてストレスを抱えがちになりませんか?
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