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「介護職はやめとけって耳にするけど実際どうなの?」
「介護職を辞める理由を知りたい」
と悩みを抱えていませんか?
介護職は体力的にも精神的にも負担を感じてしまう職業であり「介護職はやめておいた方が良かったのかな?」「介護職に向いていなかったかも」と不安を感じる方もいるでしょう。
しかし、介護職経験者は高齢者にとって良いと思う視点で物事を考える場面が多く、解決できない非現実的な部分に責任を感じて頭を悩ませる人も多くいます。
そこで、自分が本当に介護職の仕事を辞めるべきか、介護職を辞める理由を交えながら対処法についても解説します。
実際に介護職を長年経験してきた私の視点を交えながら解説するので、介護職に悩みを感じている方は参考にしてください。
- 介護士の将来性に不安を感じるなら理由を整理すべき
- 人間関係や給与の改善方法はある
- 介護職の処遇改善が本格的に始まっている
介護職を辞める理由ランキング
下記は介護職を辞める理由をランキング表(男女別)でまとめたものです。
男性
順位 | 理由 | 割合 |
1位 | 将来の見込みに不安 | 26.5 |
2位 | 人間関係に問題を感じた | 21.7 |
3位 | 収入が少なかった | 17.9 |
4位 | 他の良い仕事や職場があった | 15.9 |
5位 | 事業所の運営に不満がある | 15.3 |
女性
順位 | 理由 | 割合 |
1位 | 結婚・妊娠・出産・育児のため | 20.7 |
2位 | 人間関係に問題を感じた | 18.1 |
3位 | 収入が少なかった | 14.2 |
4位 | 他の良い仕事や職場があった | 13.4 |
5位 | 将来の見込みに不安 | 12.6 |
上記のように、介護職の離職理由は男女別で異なります。
男女で共通している理由には「将来の見込みに不安」「人間関係に問題を感じた」「収入が少なかった」「他の良い仕事や職場があった」と共通する悩みがランクインしています。
一方、男性は「将来の見込みに不安」を感じた理由が最も多く、女性は「結婚・妊娠・出産・育児のため」となっており、男女のライフイベントの違いで退職理由が異なっていることがわかるでしょう。
『令和2年度「介護労働実態調査」結果の概要について』と『令和3年度「介護労働実態調査」結果の概要について』の介護職の退職理由を比較すると、男性女性ともに「他の良い仕事や職場があった」が上位にランクインしています。
自分に合った職場を転職で見つけている傾向があり、介護職から他職種に転職している方も一定数いますが、自分の条件に合った介護事業所へ転職を果たしている傾向も見受けられます。
出典:令和2年度「介護労働実態調査」結果の概要について
出典:令和3年度「介護労働実態調査」結果の概要について
介護職は底辺?やめとけと言われる理由8選
この章では、介護職はやめとけと言われる理由を8つご紹介します。
それぞれの理由に対して、私の体験談を踏まえ解説もしているので参考にしてください。
解説については、私の長年の実体験を元にしているので、介護職で経験が少ない方は参考になるかと思うのでご覧ください。
- 人間関係に悩む
- 給料が低いと感じる
- 体力やメンタル面で負担を感じる
- 経営方針や施設の理念に不満を感じる
- 介護職が自分に合っていなと感じてきた
- 他の職場や仕事に興味を感じてしまう
- 労働条件や環境に不満がある
- 人手不足で忙しい
それぞれ順番に解説します。
人間関係に悩む
介護職の仕事とは、利用者に対して介護スタッフが1つのチームとなって寄り添いながら介護を行います。
その中で、介護援助はケアプランに沿った内容であればプラン通りの援助を行いますし、その他の細かい日常生活援助は、介護士が主観的もしくは客観的な観点で観察し援助方法を決めていくこともあります。
つまり、介護援助はチームワークで行うため、介助方法は同じ方向性を持つ必要が有りますが、価値観や考え方の違う援助方法では意見が対立する事があります。
サービス提供方法をまとめていくことが、介護主任やサービス提供責任者など現場責任者の役割ですが、人手不足や業務量が多いなどの理由でマネジメント不足になるとトラブルの要因になるのです。
職員間での連携やお互いを尊重できるコミュニケーションを図れていればトラブルを回避することは可能です。
しかし、職員間の連携が不十分であれば仕事へのモチベーションの低下やストレスによって人間関係の悪化が深刻化してしまいます。
私は、この業界に長年勤めているので周辺施設の情報が良く集まりますが、上司や経営者の考え方次第で人間関係に良い影響を与えられていると実感しています。
一例として「理不尽な上司がいて問題が放置されている」などはよく耳にすることがあります。
一方、上司が良い施設や職員間の絆が強い施設では「働きやすい」と評判の施設も中には存在するのです。
介護職は「全て人間関係が悪い施設ばかり」と誤解しているかもしれませんが、中にはホワイトな施設で「この施設は働きやすい」と感じられる施設もあります。
給料が低いと感じる
「令和3年度民間給与実態統計調査結果」によると、全産業の平均年収は433万円(平均年齢46.8歳)であり、同年度の介護職員の平均年収365万円に対して68万円低いです。
さらに、人手不足によって「労働の割に給料が低いと思う」や「仕事の責任に対して報酬が見合っていない」など不満の声も出ています。
国が本格的に実施をしている「処遇改善加算」によって職場での働き方の改善や報酬の見直しは進んでいるものの、現時点では職員の給与に満足いく形で反映出来ていない施設も存在します。
私が介護職員として勤め始めた時代は介護施設は措置入所でした。
措置入所の時代は行政執行として施設入所をしていた背景があり、職員も「公務員に準ずる者として雇用」される事から、エスカレーター式に報酬は上がっていました。しかし、介護保険制度の導入で、介護施設は民間事業となり報酬は介護施設によって決める事ができるようになりました。
そのため、一部の施設では介護職員の報酬を低く設定し、ブラック施設などと呼ばれる施設が出ています。
これにテコ入れをするのが「処遇改善加算」です。
つまり、ブラック施設に勤めていた人の声が多く広がっていますが、ホワイト施設も存在し処遇や報酬の見直しを進めている施設も存在します。
確かに、介護業界は給与の高い仕事とは言えませんが、ホワイト施設は週休2日で年休があり、ボーナスと処遇改善金が職員に還元されています。
自分の報酬や就労状況に疑問がある方は、他の施設と比較してブラック施設ではないか確認することも大切です。
出典:令和3年度「介護労働実態調査」結果の概要について
体力やメンタル面で負担を感じる
介護職員は主に女性が活躍しています。
男性の高齢者などを介助するため体力を必要とする場面は多く存在するでしょう。
身体が資本である介護職では「私では体力が続かない」と腰痛に悩む職員もいます。
また、夜勤業務や認知症の利用者から暴言を受けるなど、精神的な負担を感じることで体力やメンタル面で慢性的な疲れを蓄積させることも考えられます。
介護職では腰痛に悩んでいる方が多くいますが、腰を痛めてしまってから腰痛対策の重要性に気付く方がいます。
腰痛対策は腰痛に悩む前に取り組むことが非常に重要です。
高齢者を抱える際に、身体全体を使い腰以外に負担を分散する介護技術を知ることで、確実に負担軽減を実感することが出来るでしょう。
また、認知症の介護では精神的ストレスを感じてしまいますが、生真面目な方は「認知症の方にどのように関わればいいのだろう?」と悩む人が多くいます。
ここで重要なことは「何がしてあげられるだろう?」より「どこまで関われるだろう?」と介助者側の限界値も考える事です。
介護業務では認知症の方に付きっきりで介護することが現実的ではありません。
「私が与えられた介護業務の中でどこまでなら対応できるのか?」と考えて柔軟に対応することが大切です。
経営方針や施設の理念に不満を感じる
介護職に就く方で「人の役に立つ介護がしたい」という理想に熱い思いを持って介護業務にあたっている方もいます。
しかし、介護事業所によって経営方針は立派だが、経営陣は介護現場を確認しないので、そんなことでは高齢者にとって良い介護が実現できないと不信を抱いている方もいます。
そんな中、自分が感じる介護現場での改善点を上司に訴えても聞き入れてもらえず「自分のやりたい仕事はここでは見つからない」と不満を感じる方もいるでしょう。
介護現場の介護士は高齢者の生活をサポートするために日々業務にあたります。
一方、施設経営者は運営に必要となる、売り上げの数字や従業員の配置にかかる人件費など運営管理が主な業務です。
介護士と施設運営者それぞれの仕事は、施設運営で欠かせないものでありながら、お互いが主に行うべき仕事の問題を、お互いが理解していないと言う事です。
お互いの仕事で重要となる言い分はあるものの、お互いの仕事を理解できていないままでは話しが成立しないため、業務の一体感が失われ互いに協力し合えていない施設も存在します。
お互いの意見の尊重が著しく不通であれば、やりがいを重視して転職を考えてもいいかもしれません。
介護職が自分に合っていなと感じてきた
介護未経験の中には、介護業界が人材不足と知って安易に介護職を目指して就職する方もいます。
介護職で「自分が何をしたいと思ったのか?」がはっきりしていないと、介護の仕事にかかる責任の重みから「辞めたい」と感じてしまうかもしれません。
また、介護現場では完璧な介護方法は存在しません。人によって介護方法も変わってくるため、完璧主義の性格であったり神経質な方は、仕事にストレスを感じやすいかもしれません。
介護職を目指すのであれば、仕事をしてみないと判断できない部分もあります。
未経験で、何もわからないまま介護業界に仕事を求める事は間違いではありません。
また、介護職を経験していくなかで、人とのコミュニケーション能力を活かせる仕事をしたくなった場合、介護支援専門員などの資格を目指す方もいます。
仕事の問題点は解決しながら前に進む気持ちを持つことが重要です。
他の職場や仕事に興味を感じてしまう
「他に給料のいい仕事ないかな?」や「もっと働きやすい職場ってないかな?」など、知人との話を通して誰でも考えてしまうものです。
介護職にはこだわらず「他の仕事をしてみたい」と思い、転職する方もいれば「介護の仕事で条件の良いところに転職したい」と転職で目移りする方もいるでしょう。
一方、ライフイベントによって「子育て中なので休日が保証される職場に転職する」といった方もいます。
昔は1つの職場で勤め続ける事が良いと考えられてきましたが、現在は転職を繰り返して自分に合った職場を探すスタイルがスタンダードになりつつあります。
介護職では、よほど性格に問題がない限り、転職を繰り返しても採用されない事はないでしょう。
転職で自分の条件だけを求める事はあまりお勧めしませんが、転職してみないと職場や待遇の違いに気が付けないことも事実です。
多少転職回数が多くても「多くの職場経験がある」とプラス面で判断される事もあるので、現職に納得できず不満が続くのであれば、条件交渉や給与改善も狙って転職することが有効です。
労働条件や環境に不満がある
介護施設によっては、「人手不足が解消されない」、「入社前に示されていた労働条件と違っている」、「待遇面で処遇改善金の支払いが少ない」など職員の就労条件が不当と感じる職場もあるでしょう。
いつまでたっても労働環境の改善がない場合、働き手が「辞めたい」と考えてしまうのは仕方のないことです。
経営陣と普段からコミュニケーションが取れている職場であれば、介護職員の声に耳を傾けている職場と評価できますが、経営陣とコミュニケーションがとれない職場だと現場職員の声を無視していると評価されても仕方がありません。
職場体制の問題点が長い間放置されているのであれば、ホワイト施設に転職を考えるのが当然の結果かもしれません。
労働環境は経営陣の影響が強く出る部分です。「職員から嫌われたくない」と考える経営陣がいる施設では、職場の意見も聞き入れる事ができ、職員の要望を反映してくれる可能性があります。
一方、経営陣と現場職員が距離をとっているような施設は現場職員の声を無視している傾向があります。
これは、あくまでも私の経験から感じたことですが、現場職員を大切にしていない経営陣の施設は離職率が高いと感じています。
人手不足で忙しい
介護士の仕事は決して楽な仕事ではありません。
その上、人手不足が続くような今後の改善の見通しが立たない施設であれば「辞めたい」と感じてしまっても仕方がありません。
人手不足が生じているのであれば、休日出勤をしたり家族行事で有給を取りたくても我慢をしてしまうこともあるでしょう。
慢性的な職員不足は、現場レベルの職員間で支え合っても限界があるので大きな負担となります。
また、介護記録や行事などの記録整理などを後回しにしてサービス残業を余儀なくされることも考えられるため疲労の蓄積やストレスがたまってしまうこともあるでしょう。
人手不足で困っている介護現場には2つの原因があると思っています。
それは、「体調不良やケガによる人手不足」と「離職による人手不足」です。
体調不良による人手不足は突発的な人手不足なので仕方のない人手不足と判断できます。
一方、離職による人手不足が頻繁にある職場では、経営陣が予算の都合や現場職員の意見を放置した結果である可能性が考えられます。
経営陣の問題放置で人手不足が頻発しているような職場では今後も同じようなことが続くことが考えられます。働き方を見直す必要があるかもしれません。
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介護職をやめる前に現状で整理すべきこと
介護職を辞めたいと思っても、現状を振り返ることは大切です。
ただし、振り返ると言っても言葉にできない問題は解決できないかもしれません。
このトピックでは現状で整理すべき問題について解説します。
- 仕事にやりがいを感じられるか
- 介護職として何を求めていきたいか
- 客観的にこのまま仕事を続けるべきか考える
それぞれ順番に解説します。
仕事にやりがいを感じられるか
介護職を辞めたいと感じた時は、やりがいを持って仕事が出来ているか確認することが大切です。
今までの仕事で、やりがいや達成感を実感した経験を振り返ってみる事は大切です。
また、仕事内容だけでなく職場が近いことや、尊敬できる人の存在、現在の勤務時間など自分の生活に大きく関わっている部分があるはずです。
職場での仕事を振り考えの整理ができるのであれば現職を続けることも可能ですが、それでも今の仕事にやりがいを持てないのであれば転職を検討してみても良いかもしれません。
転職を検討する場合、自分のスキルや興味のある仕事などを評価整理し、他の職種や介護業界でも違った仕事など、仕事へ求める条件を洗い出しましょう。
介護職として何を求めていきたいか
同じ介護職でも働く時間が違ったり、夜勤業務がない職種や土日は休みの職種など様々な雇用形態が存在します。
自分に適した職種を見つけることも重要ですが、私生活を重視して働きやすい職場を求める場合もあるでしょう。
自分にとって介護職に求める部分がキャリアアップだけでなく、多岐にわたる場合も十分考えられるので、自分のライフスタイルに合わせた転職も選択肢の一つとして考える事をおすすめします。
客観的にこのまま仕事を続けるべきか考える
転職は自分の意向に添った仕事を探すことになりますが、客観的に自分が求められる人材であるか確認することも大切です。
現職では業務内容でのノウハウも備わっている人材ですが、転職後は業務を一から積み上げて周りに認めてもらうことから始める事になります。
さらに、現在の職場環境は、自分が感じているより良い条件である場合もあり得ます。
つまり、現職の状況を整理しないまま転職に踏み切っても、タイミングが悪く自分のスキルを必要としている求人が見つからないこともあるのです。
自分のスキルや求められる人材がわからず不安であれば、ミスマッチを起こさないために転職サイトで相談してみると解決手段や今後の見通しを立てるチャンスになるかもしれません。
いずれにしても、転職への知見がなければ、自分のスキルに合うベストの選択肢が見極められないので転職アドバイザーによるカウンセリングを受けてから転職に踏み切るか判断しても良いでしょう。
1位 | 2位 | 3位 | |
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介護職をやめたいが踏みとどまれるか考える
前章で現状を整理しましたが、介護職に踏みとどまるためには次の5つを考えてみると納得のいく答えが見つかるかもしれません。
介護職を辞めたいと思った後、踏みとどまるために具体的にどのような視点で考え直すべきか参考にしていただけると思います。
- 仕事を辞めたいと考える理由を書き出す
- 家族や友人に相談してみる
- 仕事に目標を設けて取り組む
- 仕事を意識し過ぎないようにする
- 転職が有効か考えてみる
それぞれ順番に解説します。
仕事を辞めたいと考える理由を書き出す
前章で仕事を辞める前に現状を整理しましたが、次は辞めたい理由を具体的に書き出してみましょう。
どのような理由があって今の仕事をしているのか知ったうえで、それでも辞めたい理由は何なのかを知ることで、仕事に何を求めていきたいのかを整理することにつながります。
実際に転職活動をする際は、仕事を辞めたい理由について面接で質問されることが想定されますし、判断で重要となる部分です。
現状の問題を繰り返さないために対策や改善点を洗い出すことができるでしょう。
家族や友人に相談してみる
自分の現状をとらえるには、客観的な人の意見を参考にすることも有効な手段です。
介護職を辞めたい理由を友人や家族など信頼できる身近な人の意見を聞くことで参考になることがあります。
ただし、職場の同僚や上司などに尋ねる際は注意が必要です。それは、自分の立場が悪くなる可能性もありますし、無条件で上司が退職を阻む可能性もあり、仕事先での立場に大きな影響を与える可能性があります。
まずは、仕事と接点のない人の意見を参考にすることがおすすめです。
相談した人も同じような悩みを過去に経験していたりするので参考になります。
仕事に目標を設けて取り組む
現状の仕事に目標を持って取り組めているでしょうか?
目標とすべきことは、漠然と経験値を積むことだけとは限りません。
モチベーションが低下している原因は仕事にやりがいを持てていない可能性があります。
役職を目指したり、資格取得を目指すことで目標を具体的にする事ができます。
しかし、知識を得たり資格を取得する目標を実現するには時間が必要です。
簡単な事ではありませんが、超えられるハードルを設定することで、新たなやりがいを発見できる可能性があります。
仕事を意識し過ぎないようにする
介護職の悩みの多くは職員間の人間関係であったり、利用者との関わり方で悩みを持っている場合が多く、気持ちに余裕を持てません。
そんな中、仕事のことを考えすぎてストレスを蓄積してしまい、悪循環に陥っている可能性があります。
対人関係の問題は自分自身が変わっただけでは問題解決につながらないケースも多いので、考え過ぎず息抜きをしてストレスをためない事も大切なのです。
しかし、仕事と私生活が単調になってしまい息抜きをする機会を失っている事に気がつかないこともあるでしょう。
仕事で悩みがたまった時は、友人と外食に行ったり、好きな趣味に時間を使ってみる事で気分をリフレッシュしてみましょう。
転職が有効か考えてみる
現職を辞めたい気持ちがおさまらず、我慢ができないようであれば、転職して新たな環境を求めてもいいかもしれません。
新たな職場で働く選択肢も考慮した上で現状を整理することで気が付くこともあるでしょう。
現職での仕事に納得がいかないのであれば、この先も同じ悩みを抱え続ける可能性があります。
同じ環境で働いても有効なチャンスが見つけ出せないのであれば、自分から一歩踏み出す方が納得がいくでしょう。
しかし、現職の問題点が解決できず、転職活動を開始するのであれば、次の転職先でミスマッチは避けたいものです。
現状での問題点の整理が不十分で自信がないのであれば、転職エージェントの利用は有効です。
転職エージェントであれば、仕事に求める考えを客観的に整理しながら、希望に近い職場を見つけてもらうことが可能です。
転職活動は現職に就いたまま行い、自分の希望する転職先が見つかった場合のみ転職を決めればいいので、まずは求人検索から始めてみましょう。
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介護職をやめて考えられるデメリット
介護職をやめることで考えられるデメリットは下記の3つです。
- 安定した雇用を失う可能性がある
- 介護職員処遇改善加算の波に乗れない
- 介護職の離職率は高くなはい
それぞれ順番に解説します。
安定した雇用を失う可能性がある
介護職は人材不足なので、他の職種に転職しても出戻ることは可能だと安心している人もいるでしょう。
しかし、現職を離れ在籍年数や貢献してきた職場内経験値や立場を失うことは思ったよりも痛手です。
貢献してきた職場では、職員同士持ちつ持たれずの関係で、あなたに対して一定の配慮をしてくれる関係性を築いていましたが、退職となるとそれらも失う覚悟が必要です。
介護職員処遇改善加算の波に乗れない
介護職員処遇改善加算制度は、介護職員の不足に対して安定的な雇用を目的として行われています。
今後も処遇改善が行われ、介護職員として働きやすい環境整備が進みます。
介護職以外に転職を考えているのであれば、今後の処遇改善の波には乗ることができません。
介護職の離職率は高くなはい
令和3年度の介護職の離職率は14.3%でした。同じく前年の離職率は14.9%であり、2007年の離職率は21.6%で離職のピークがここです。
今までの介護職は離職率が高いイメージが染みついていますが、その後の離職率は減少傾向となってます。
また、一般労働者全体の令和3年度の離職率は13.9%(+0.6%)で、介護職の離職率がやや高いものの悪いイメージを抱くほど高くはありません。
生活関連サービス業・娯楽業の離職率は22.3%。宿泊業・飲食サービス業の離職率は25.6%となっており、安易に転職しても介護職より離職率が高い職種があることは覚えておきましょう。
出典:介護労働安定センター「令和3年度介護労働実態調査結果について」
出典:厚生労働省「令和3年雇用動向調査」
介護職をやめても転職がしやすい人
介護職を辞めることで転職が不利になる方もいれば有利になる方もいます。
次の3つに当てはまる方は転職が有利になるかもしれません。
- 30代くらいの若い人材
- 介護職の資格を持っている
- 1年以上の介護職で働き続けた人
それぞれ順番に解説します。
30代くらいの若い人材
30代前後の年齢であれば、就職後も長く仕事を続けてもらえる可能性があるので、求人先も採用しやすい人材と言えます。
また、転職者にとっても沢山の職場と違った業務を経験することができるので、転職にチャレンジしやすい年齢でもあります。
介護職の資格を持っている
介護福祉士など介護職に精通する資格を持っていれば、転職で採用されやすいでしょう。
理由は資格を仕事に活かすのみならず、処遇改善加算の加算要件も関係するからです。
現在は処遇改善加算を多く受けたいと考えている施設が多く、施設が受けられる加算率は「資格保有者が一定数在籍している」などの条件によってパーセンテージが変わってきます。
処遇改善加算の条件をギリギリ満たしてる施設であれば、条件交渉によって思いがけない条件で採用される可能性もあるでしょう。
介護職では専門性を求められる傾向が高くなっています。
資格を取得している方は今後の加算条件によって収入アップにつなげられる可能性もあるでしょう。
1年以上の介護職で働き続けた人
短期間で転職を考える方にとって「次の職場環境が悪かった場合、短期間で離職しても問題ないのかな?」と疑問を持っている方もいると思います。
就業期間が短期間とみなされる目安ですが、約1年以内の転職を繰り返した場合は短期間とみなされてしまう可能性があるでしょう。
1年以上勤務できていれば、それなりに長い期間勤められる人材と評価されるので、転職した場合1年間は職場で働き続ける覚悟を決めておきましょう。
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介護職の賃上げの見通しは?
介護職員処遇改善加算の加算条件は、「働きやすい職場作り」として施設側に厳しい条件を与えています。
受け取った加算金は施設の裁量で介護職員に報酬の分配が行われます。
介護職員は現時点でも足りていない中、職員の獲得競争が起こっているのです。
施設側は賃上げと働きやすい職場環境を作ないと職員の確保に困る事態を避けなければなりません。
したがって、施設側は処遇改善金を獲得し、サービスの向上に努める必要があるのです。
施設側は厚生労働省が提示している処遇改善計画を立案したのち、計画を実施する必要が有り、介護職員にとって働きやすい環境と賃金アップが今後も行われる見通しとなっています。
介護職に向いている人の特徴
介護職に向いている人の特徴について性格と働き方の視点で解説します。
介護職に向いている人には下記の特徴があります。
- 人と関わることが好きな人
- 気配りができる人
- チームワークが大切だと考える人
介護職に向いている人の特徴としてコミュニケーションが図れたり気配りができる人に向いていると言えます。
また、チームワークを大切にすることで職員や利用者からの信頼を得られるので、上司からの評価も上がります。
介護職に向いている人についてもっと知りたい方はこちらの記事も参考になります👉介護士に向いている人の特徴は?介護職未経験なら転職前に気になる素質と人柄をチェック
介護職が続く人の特徴
介護職が続く人の特徴は様々ですが、次の特徴に当てはまる方は介護職を長く続けている方に多く見られます。
- 言葉遣いに配慮できる人
- 夜勤業務に抵抗が少ない人
- 土日出勤が可能な人
- 仕事にやりがいを求めたい人
介護職は年長者と関わることが多く、言葉遣いに配慮できる人は周りに馴染みやすく、人間関係も温厚にやり取りしている傾向があります。
また、介護職はシフト制や夜勤業務が必要となる職種もあるので、土日出勤などできる方は他の職員と休日希望で気を使い合わなくて済むでしょう。
職員間でしわ寄せの起こる部分を消化できる人材は重宝されるので、働きやすい環境を築けている方を多く見かけます。
介護職が続く人について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考になります👉介護職が長く続く人の特徴とは?【20年以上続けるコツも解説!】
介護職に就くメリット
これまでの章で介護職に就くメリットを幾つかご紹介しましたが、他にも次の様なメリットが存在します。
- 離職率は低下しているので今後は人気の職業となる可能性もある
- 介護職員の処遇改善が進んでいる
- 親の介護で困ったときに介護知識が親孝行に役立つ
- 定年後も介護の仕事は続けることができる
- 資格を取得することで収入アップと転職で有利になる
介護職は資格取得や経験を積むことで年収アップやキャリアアップが可能であり将来性のある仕事です。
介護職はやめとけと言われる理由と対処方法を解説!【体験談】まとめ
私は介護保険が始まった年から現在まで長い間介護職を見てきました。
介護職員が多く辞めていく2007年以降はブラック企業などの言葉も飛び交い「介護職はとんでもない仕事だ。やめとけ。」と言われていた時期もありました。
しかし、現在は厚生労働省の働きかけによって介護職員の処遇は改善が進み、収入もアップしています。
厚生労働省が実施している処遇改善で施設側が改善しなかった場合、サービスの質が低下し職員への処遇改善金も獲得できず、ブラック施設では安い給料で職員を獲得できない時代が今後訪れるでしょう。
私は、今後の介護職の将来性の見通しを、これまでと比較しても悪くないと考えています。むしろ、介護職を目指すなら、今のタイミングから目指す方が丁度いいとさえ思っています。
現職に勤めている方でホワイト企業が気になる方は求人をチェックすることで、自分の処遇がどの程度なのか比較することが出来ます。
転職エージェントへの登録は簡単ですが、登録しても無理に転職する必要は一切ありません。
転職エージェントについて詳しく知りたい方は介護士転職エージェントランキングおすすめ5選【選び方も解説】の記事も参考になるのでご覧ください。
Q&A
介護の仕事で辛いことは何ですか?
介護職で辛いと感じる理由は人さまざまですが、一例として下記のような理由が挙げられます。
- 給料が安い
- 将来の見込みに不安がある
- 人間関係に問題が起こる
- 労働条件が悪い
- 人手不足で大変
などの理由が一般的によく言われます。
介護職はなぜ人気がないのでしょうか?
介護職の仕事は介護記録やおむつ交換、入浴介助、食事介助など身体的にハードな仕事です。
また、利用者とのコミュニケーションも重要であり、職員の身体面と精神面で負担が大きいと言われています。
また、少子高齢化の影響で将来の介護人材は「年間6万人が必要」とされていることから、人材確保に問題があると言われています。
介護職が退職する前兆は?
介護職を退職する理由は様々ですが、転職を考えている人材には以下のような兆候があります。
- 愚痴や不満が多くなった
- 仕事が受け身
- 挨拶をしなくなった
- 上司や同僚とのコミュニケーションが減った
- 休む機会が増える